●アベル● 出自:ユダヤ、キリスト教 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:父にアダム、母にイヴ、兄にカイン エデンを追放されたアダムとイヴが最初に神から授かった子供達。 成長したカインは土を耕す者(農夫)になり、 弟アベルは羊を飼う者(羊飼い)になった。 ある時兄弟はそれぞれ神に捧げ者を献じる事になった。 神はアベルの贈り物である羊の初子を喜んだが、 カインの贈り物である作物の実りには興味を示さなかった。 内心で激しく怒り、顔を伏せたカインに、神は 罪は戸口で待ち伏せている。 お前はそれを支配せねばならない。と警告した。 だが言葉巧みにアベルを野に誘い出したカインは、そこでアベルを殺した。 自発的に罪を犯したカインはアベルの行方を尋ねる神に 挑発的な居直りをし、呪われる者となった。 なぜカインの贈り物を受け取らなかったかという解釈に対しては、諸説あるが、 神が受け入れられる捧げものは、罪を償う、動物の血を流す必要が有り、 カインは植物であった為にその意志に反していたという説が一般的である。 |