inserted by FC2 system

●油すまし●
出自:日本→熊本県天草諸島→草隅越、「天草島民俗誌」
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:水木しげる創作によると、油瓶を持ち身体中をすっぽり蓑で包み、
   杖をついている姿。頭が奇妙に大きい

すました顔で突如出現しては、峠道を行く人々を驚かす妖怪。
普段はどこに潜んでいるか見当もつかない。
明治の頃、草隅越と言う三道で「昔このあたりに油瓶を下げた妖怪が出たらしい」と
噂話をしている人が近付いてきた時、「今も出るぞ!」と叫び、突然姿を見せて驚かした。
油を盗んだ人間の霊が化けたものとも言われる。