●アダム● 出自:ユダヤ、キリスト教 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:ヘブライ語アダマ「土」「土壌」に由来、「人間」 容姿:─ 家族:妻にリリス、イヴ、子にカイン、アベル (北欧の民間伝承によると)子にトロル 旧約聖書「創世記」によると、神に創造された最初の人間。 六日をかけ天地万物を完成した神は、七日目に休みを取った後土からアダムを創った。 そしてエデンの園を設け、人間をそこに住まわせた。 エデンの園の中央には命の木と善悪の知恵の木があり、神はその知恵の木の実を決して食べてはならないと命じた。 始めの妻としてリリスを娶るが、リリスはアダムに従わずに紅海へと去った。 男性上位の性生活に耐えられずアダムに従わなかった、もしくはリリスが淫乱で、 アダムと相性が合わなかったと言われ、どちらとも言えない。 リリスは人間ではなく、そのためアダムから引き剥がされたという説もある。 その後、神はアダムのあばら骨より、イヴを作りだす。 或る日サタンの化身の蛇に誑かされたイヴにのり自分も禁断の果実を口にしてしまう。 すると、自分達が裸であることを「恥じる」感覚を手に入れ、無花果の葉で腰を覆った。 神は禁断の果実を食べた二人を断罪することになり、これが「原罪」である。 神は、イヴに対しては「出産の苦しみ」を、 アダムに対しては「食べ物を手に入れるためには働かなくてはならない苦しみ」を与えた。 また、両者に、いつか土に帰る(死ぬ)ということを与えた。 神はエデンに生えているもう一本の木(命の木)の木の実も食べられない様にする為、 彼らに衣を与えると楽園を追放し、ケルビムと炎の剣に守らせたのである。 追放の際にサフラン、カンショウコウ、ショウブ、シナモン等の種を分けてもらう。 アダムとイヴの間には、アベル、カインを初め多くの子供が出来た。 アダムはその後、930歳で死んだ。 アダムに対して、救世主であるキリストを第二のアダムと呼ぶ。 |