●アフラ・マズダ● 出自:ゾロアスター教 別名:マズダ・アフラ、オルムズド、オルマズド、アンユ・スプントートマ(最も神聖なる心霊) 同一:スプンタ・マンユ 前神:─ 字義:「(アフラ=)賢い(マズダ=)主」 容姿:翼ある日輪もしくは翼ある日輪に乗った男性 太陽と月はその両目であるとされる 家族:娘及び妻にアールマティ、子にスラオシャ、他三神 唯一神。最高神。善神。正義、慈悲、秩序、光明の源泉。賢明なる神。創造主であり万物の主とされる。 象徴は火。拝火神殿では火が常に燃えさかる。 アフラ・マズダとアーリマンは同格の存在。 二神は「無際限の時間」から生まれた双子の様な存在であるとも、 アフラ・マズダが上位の神で、キリスト教の神と悪魔の関係に近いとするものがある。 ゾロアスター教の教説によると、この世界はこの二神の絶えざる闘争の場とされる。 アフラ・マズダがこの世に楽園を造ると、 アーリマンは冬に寒さを夏に暑さをそして病気を与える。 アフラ・マズダが空に星を散りばめると、 アーリマンは三頭の竜アジ・ダハーカを生み出し、空へ向かわせ惑星を造る。 人々は皆自由の意思で善悪いずれかに味方するかを選択する事が出来る。 アフラマズダを補佐しているのは、アムシャ・スプンタ(七大天使)と呼ばれる存在。 スプンタ・マンユ(聖霊) ヴォフ・マナ(善思) アシャ(正義、真実) アールマティ(敬虔) クシャスラ(統治、王国) ハルワタート(完全) アムルタート(不滅)の七柱。 後に、アフラ・マズダはインドでアスラに姿を変えた。 |