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逢火(あいび)
出自:日本、「雍州府志」
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:怪火

比叡山の西麓にある相逢の森では五月の夜に幾つかの燐火が南北より飛んできて、
この森に集まっては消滅する。
梅雨の夜には特に多く現れる。
昔、山門に某という淫僧がおり、北谷の美童を寵愛していた。
しかしその美童が病死すると、某も後を追う様にして死んだ。
以来、某の亡霊は燐火となり、飛行してこの森で相逢うのだと言う。