●アイオロス● 出自:ギリシア神話 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:父にヒッポテス、(一説によると)父にポセイドン 子に六人の息子と娘 アイオリア王。リパリ島の風の支配者。 ゼウスの恩寵を受け、風を支配する力を得た。 六人の息子と娘がおり、彼等は互いに結婚してアイオリアに住んでいた。 ベルギリウス「アイネーイス」によると、風を島の洞窟に閉じ込め、意のままに吹かせ、 神々からの要望、あるいは人間の祈りに応じて、この島から風を送り出した。 ホメロス「オデュッセイア」によると、オデュッセウスの航海で彼に味方し、 オデュッセウスの故郷イタカへ吹く風である西風ゼピュロス以外の風を 閉じ込めた皮袋を授け、援助しようとした。 しかしオデュッセウスの部下達によって袋は開けられてしまい、船は元の島へ戻った。 これをアイオロスは再び追い返したという。 元々は航海術に長け、天候を予測できる船乗りであったが、風の支配をする事から 後に「風の神」と言われるようになった。 |