inserted by FC2 system

愛染明王(あいぜんみょうおう)
出自:仏教
別名:─
同一:─
前神:カーマ
字義:─
容姿:全身が真紅色、三面六臂、忿怒の相、頭に獅子の冠を身につける
   叡智を収めた宝瓶の上に咲いた蓮の花の上に結跏趺坐で座る
   後背に日輪を背負う事が多い

梵名ラーガ・ラージャ。
明王の一人。
愛欲や煩悩は人間の本能であり悟りである事を表し、
むしろこの本能を向上心に変換して仏道を歩ませる事を徳とする。敬愛を司る。
インド神話の愛の神カーマが取り入れられたものと考えられている。
一般に金剛薩たの教令輪身きょうりょうりんじんとされる。

近世では、恋愛を助け、遊女(お水の女性)を守る神としても信仰された。
また、俗にこの明王を信仰すると美貌になると信じられた。