●アナト● 出自:カナン神話 別名:─ 同一:アシラト、アシュラト、アスタルテ、イシュタル 前神:─ 字義:「摂理」「用心」 容姿:─ 家族:兄(夫)にバール、エル、ラー、息子(婿)にモト、エルとの間にシャリム 愛を司る神にして血なまぐさい戦争をも同時に司る女神。 殺戮を行い、その返り血を浴びた時、彼女は至上の幸福感と大いなる愛欲に包まれる。 豊穣の神であると同時に死の呪文を司る恐ろしい女神でもある。 天界の父であるエルでさえもアナトの死の呪文を恐れ、アナトには逆らわなかった。 バアルがモトの策略で命を落とした時には、モトの身体を引き裂いて敵を討った。 冥界の支配者モトに毎年死の呪いをかける事によって大地に豊穣をもたらした。 アナトは男性の血液によって受胎したとされており、 彼女の祭祀には多くの若者が生贄とされ、流血が絶えなかった。 後世、ラムセスがファラオになったときに、エジプトに入り、神の仲間いりをした。 その際ハトホルの角を付け加えられた。 |