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青鷺火
(
あおさぎのひ
)
●
出自:日本、「
今昔画図続百鬼
」、「
変化物春遊
」
別名:─
同一:
産女
前神:─
字義:─
容姿:青白く光る青鷺
夜間等に青白く光る青鷺の事。
昔、
神の使い
として崇められていた。
欲にくらんだ人間が青鷺の雛を捕まえて幸運が舞い込むと言って売っていた。
まもなく夜になると青白い光を放ちながら親鳥が現れた。
雛を飼っていた家で更にすさまじい光を放ち、一家全員盲目になったと言う。
桜川慈悲成
(
さくらがわじひなり
)
「
変化物春遊
」によると
大和国
(現
奈良県
)の化け柳と呼ばれる柳の
大木の下で青鷺が光る所を見たという。
青鷺に限らず、五位鷲や山鳥、雉、鴨等の鳥は夜飛ぶ時に羽が光る物だと言われた。