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●アラディア●
出自:ウィッカ
別名:─
同一:ヘロディアス
前神:─
字義:ケルト語「アイリド(夏の牧草地、もしくは価値)」、バスク語「アラルディア(豊穣)」
容姿:─
家族:父にルシファー、母にダイアナ

古い呪術的宗教「ラ・ヴェッチア・レリジョーネ」の女神。
ジェラルド・ガードナーを通じてウィッカに持ち込まれた。

全ての存在よりも以前にの女神ダイアナが存在していた。
彼女は自らを光と闇に分けると、光は神ルシファーとなった。
ダイアナは元々一つであったルシファーと再び一つになりたいと願ったが、拒絶される。
そこで彼女はルシファーが可愛がっていた猫に化け、彼の寝室に忍び込み、交わる。
こうして生まれたのがアラディア。

やがて地上では、豊かな人々がジプシー(ロマ)や貧しい者達を迫害していた。
ダイアナは不憫に思い、アラディアを最初の地上の魔女となるべく大地に送り込んだ。
アラディアは迫害される者達を集め、敵を滅ぼす様々な魔法を教えた。
しかしダイアナのもとへ帰らなくてはならなくなったアラディアは魔女達に向かって
月に一度、満月の時に全ての魔女の女王であるダイアナを讃えれば
まだ明かされていない魔術の秘密が明かされるだろう、と伝えた。
またダイアナはアラディアに、彼女を呼び出した魔女が
恋愛を成功させる事、
友人を祝福し敵を呪う事、
精霊と会話する事、
獣を飼いならす事、
醜い者を美しくする事、
手の秘密(手相?)を知る事、
カードで占う事、
水をワインに変える事、
風の言葉を理解する事、
宝を残して死んだ牧師の霊を呼び出す事、
古代遺跡に隠された宝を見つける事、
病気を治す事、
の12種類の願いを叶える事が出来る様に魔力を授けた。

10世紀のキリスト教の法規書によると、魔女の女神はダイアナとヘロディアスとされる。
ヘロディアスがなまった物が「アラディア」だとする者も多い。