●アルゴー 出自:ギリシア神話 別名:アルゴ号 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 船大工アルゴスが作ったので、彼にちなんでアルゴー号と名付けられた。 イオルコスの国にイアソンという若者がいた。 イオルコスの王子であったが、父親であるアイソンが病弱なのを理由に、 伯父のペリアスによって王位を奪われた。 その後、ケンタウロスのケイロンという賢者に預けられた。 イアソンは成長したあと、王権を取り戻すためにイオルコスへと向かった。 ペリアスはイアソンの成長に驚いたが、とりあえず歓待する事にした。 親族殺しはおおきな罪であり、王であれど認められないからである。 そこで、宴の最中に「お前が王になった時、市民の中に命を脅かすものがいるという 神託をうけたとしたら、どうする?」という質問を投げかけた。 イアソンは「コキルス王アイエテスが眠らない毒竜に守らせている 黄金の羊毛を持参させたらいいだろう」と応えた。 ペリアスは、その命令をイアソンにする。 イアソンは、アルゴスに頼んで立派な船、アルゴー号を作ってもらった。 その後、勇者ヘラクレス、双子の勇者カストル、ポルックス、 詩人オルフェウス、名医アスクレピオス、アキレウスの父のペレウス、 千里眼の持ち主リュンケウス等優れた戦士50人を、 ヘラの力を借りて集め、船に乗せた。 |