●アズラーイール● 出自:イスラム教、アラビアンナイト 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:四つの顔、七万本の足、四千を数える翼、この世の人間と同じ数の目と舌を持つ 地上に現れる際には老人の姿が多い イスラム教の四大天使の一人。 彼の持つ無数の目の瞬きは世界のどこかで人間が死に瀕している事を示す。 人々の寿命を司り、死をもたらす役目を背負う。 アズラーイールは全ての人間の名が載ったリストを持っているが、 それには死期が記されていない。 人間に死期が訪れた時、人間の名前が書いてある木の葉をアラーが落とす。 それをアズラーイールが読み、40日後にその人間の魂を抜く。 終末のラッパを吹く天使の一人とされる。 イスラエルに伝わる伝説によると、アズラーイールはアダム創造に関わっている。 アラーはジブリール、ミーカール、イスラフィールに様々な色の土を持ってくる様命じた。 しかし大地は、新しい創造物は神に反抗し大地にも不幸が訪れるだろうと警告した。 三人は警告通りに手ぶらでアラーの元へ戻った。 そこでアラーはアズラーイールに土を持ち帰る様に命じる。 アズラーイールは大地の警告をきかずに忠実に任務を果たした。 アラビアンナイトにも登場し、様々な人間の魂を天へと誘う。 死天使アズライールの羽ばたきを聞く時、人は自らの死を認識すると言う。 アラビア語で「アズライールの羽ばたきを聞く」と言えば死を間近に迎えたという意味。 |