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●エキドナ●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:ラミア
前神:─
字義:ギリシア語「蛇(マムシ)」
容姿:下半身がまだら模様の蛇で上半身が美しい若い女性、羽を持つ場合も
家族:父にクリュサオル、母にカリロエ(もしくはケト)、兄弟にゲリュオン、
    (一説によると)父にタルタロス、母にガイア
    テュポーンとの間の子にケルベロスオルトロス、ヒュドラ、キマイラ
    プロメテウスの内臓を食べた大鷲、コルキスで黄金の羊皮の番をしていた竜
    オルトロスとの間の子にスフィンクス、ネメアのライオン、クロミュミオンの牡猪
    ヘラクレスとの間の子にスキュテース、ゲローノス、アガテュルソス   などなど。

スキタイ地方(黒海沿岸のギリシア植民地)の女神を起源とする。
一般的には上記の両親から生まれたとされるが諸説ある。
ヘシオドスはケトの娘とし、アポロドーロスはガイアとタルタロスの子とした。
彼女の子供は数多くおり、ラミアが生んだ子供達もエキドナが生んだとする説がある。

アルカディア地方の洞穴に棲み、若い女性の上半身だけを見せて旅人を誘う。
棲んでいる地方は諸説あり、ペロポネソス半島説、キリキア説などある。
そして誘われてやってきた旅人を食い殺したとされる。
ヘラクレスとスキュギアの砂漠に近いヒューライアの森林地域の洞窟で出会い、
奪った牛を返す代わりに愛人になる事を要求し3人の子をもうける。
ペロポネソス辺りで盗んだ家畜を食べ寝ている所をアルゴスに棍棒で殴殺される。