● 別名:─ 字義:スペイン語「イエニスタ」の転化 容姿:黄色い花をつける權木 まめ科の落葉低木。原産は南米。 謙虚さを象徴する。 ドイツの「五旬節の花」として聖霊降臨祭の飾りに使われる。 スコットランドでは、満開になればその年の穀物が豊作になると言われた。 イギリスでは魔女に好まれる植物だとされる。 魔女はエニシダの木でほうきを作り、深夜それで空を飛んだ。 シチリアの伝説によると、キリストが祈っている時、彼の側にあったエニシダが ガザガザと音を立てて祈りの邪魔をした。 キリストを捕らえ様とする者達は、エニシダに隠れてキリストを探していた。 そこで、キリストは迫害者に囲まれている事を知り、エニシダに向かって 燃やされる時は、いつも大きな音を立てる様に、と言った。 トスカナの伝説によると、幼児のキリストを抱いたマリアが、ヘロデの兵士に 見つからない様、エニシダの茂みに隠れた事があった。 しかし、エニシダとヒヨコマメは大きな音を立て、その存在を知らせた。 |