●エンジェル● 出自:ユダヤ教、キリスト教 別名:エンゼル、生命の子、薄命の子 同一:─ 前神:─ 字義:ヘブライ語「神の影の面(マラーク)」のギリシア語訳「アンゲロス(angeloi)」から 後に「使者」、「神の使い」という意味になる 容姿:人間に近い容姿 天使。複数形はエンジェルズ。 偽ディオニュシオスによる天使の階級の下級第三位。 この階級の長はガブリエル。 天使とは肉体を持たず霊的な存在で、神が光もしくは火から創造した。 エンジェルズの階級の天使は人間に最も近く、最も身近な存在。 正義の名の元に人間を監視し、激励し、鼓舞する役目を持ち、 また悪に向かう心を戒める事もある。 守護天使となる天使もこのエンジェルズの階級の天使達である。 彼等は神と人間の間をとりなし、アークエンジェルの命を実行する。 神の意志と純粋な正義のみによって行動しているので、人間の味方とは限らない。 時には人間にとって、悪魔より恐ろしい存在になる事がある。 カバラによるとエンジェルの総数は3億165万5千7百22人とされる。 人が一人生まれる度に一人の天使がその人の守護天使となる。 その人の生命を責任をもって守る。 本来は無個性な存在であり、意思のないただの下僕に過ぎないとされる。 天使には性別は無いが、守護天使になると守護する人間と反対の性別も持つ。 善人を祝福し、悪人をアークエンジェルに報告する役割を持つ。 ユダヤ教によると、天使達は毎朝神が溜め息を吐く度に夜霧の様に生み出される。 「タルムード」によるとその天使たちは、神をたたえる歌をうたうと、すぐに死んでしまう。 初期のカトリック教会では天使は全員がほぼ同時に創造され、不死であるとし、 天地創造の前、あるいは創造の第二日には存在するとした。 近代の秘教によると、生命の子、薄命の子と呼ばれる。 |