●エンプーサ● 出自:ギリシア神話 別名:エムプーサ 同一:ラミア 前神:リリム 字義:─ 容姿:美しい女の姿。片足が青銅、もう片方がロバの糞で出来ている 鷹の鉤爪、蝙蝠の翼を持つ 牝犬。牛。毒蛇 ヘカテに仕える夢魔、もしくは魔女。ヘカテの仕事を手伝った。 その為、牝犬の姿に例えられる事がある。 吸血鬼としての側面を持っており、悪夢を与える一方で血をすする。 エンプーサが現れるのはもっぱら夜の街道や眠っている人のかたわら。 特に交差点、三叉路を好んで出没する。 しかし別の逸話では昼間に登場する珍しい夢魔として紹介される。 エンプーサが襲うのは女、子供という場合と男のみという二つの説がある。 その姿も、前者ならば牛や毒蛇、後者ならば美しい女性の姿をとる。 二つの姿に共通するのは人の血肉と愛の行為を好む事。 エンプーサに罵声を浴びせると一目散に逃げてしまう。 |