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煙羅煙羅(えんらえんら)
出自:日本、「今昔百鬼拾遺
別名:閻羅閻羅、遠羅遠羅とも書く。煙々羅(えんえんら)
同一:─
前神:─
字義:下記参照
容姿:不気味な怪しい形の煙

火と煙の妖怪。釜戸や焚き火で火を起こして、出来た煙の中に居る。
煙がいつまで経っても消えずに残っている時、その煙の中に煙羅煙羅の顔が見える。
煙はその時々で形が違うが、それが不気味で怪しい形になると煙羅煙羅と呼ばれる。
煙羅煙羅が見える人間は心が綺麗な人間と言われる。

鳥山石燕今昔百鬼拾遺」によると、煙々羅の名で登場する。
ゆっくりと立ち昇る煙がどこか怪しい形を作るのは、(うすもの)(目の粗い布の織物)が
風になびくのに似ているので、そういう名前がつけたと記されている。