●エオス● 出自:ギリシア神話 別名:─ 同一:アウロラ 前神:─ 字義:─ 容姿:白い翼に金色の髪を持つ 家族:父にヒュペリオン、母にテイア、夫にアストライオス きょうだいにヘリオス、セレネ 子にフォルフォロス、ボレアス、エウロス、ゼピュロス、ノトス 夜のとばりを紫色に染め、太陽神を先導する役目を負う暁の女神。 朝日を表す白い翼を持ち、陽光を示す金色の髪を持つ。 さわやかな笑顔で人々の目を覚まさせると言われる。 アレスの愛人であったアフロディテはアレスがエオスを追い掛け回すのを面白く思わず、 エオスに恋の呪いを掛けてしまう。 その結果エオスは神よりも人間を恋の相手に選ぶ様になった。 手当たり次第男を漁り、それによって傷付く様になった。 神は不老不死であるが、人間は年老いて死んでしまうからだ。 その中でもトロイア王子のティトノスと激しい恋をしたと伝えられる。 トロイアを通りかかったエオスは彼に惹かれ、人間の姿に変身し彼と言葉を交わした。 次の日にまた会う約束をし、二人はそのごく短い間に愛を確かめ合い、また別れた。 エオスは自分が神であると告げ立ち去ったが、ティトノスはそれでもかまわないと叫んだ。 エオスは父ヒュペリオン(もしくはゼウス)に懇願し、ティトノスを不死にしたもらった。 しかし不老では無かった為、それを思ってふさぎ込んだティトノスを哀れに思い、 エオスは彼を石の部屋に閉じ込めてしまう。 いつのことか、再び石の部屋の扉が開けられた時、そこにティトノスの姿は無く、 「エオス、エオス」と鳴く蝉が一匹居たと言う。 |