●エレメンタル● 出自:ヨーロッパ、「妖精の書」 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 地水火風の四大元素の精霊。 元々世界が四大元素からなっていると言う考え方は太古からあった。 それに統括的な名前と性質を与えたのは16世紀の錬金術師パラケルスス。 パラケルスス「妖精の書」によれば、 地の精はノーム 水の精はウンディーネ 火の精はサラマンダー 風の精はシルフ という事になっている。 エレメンタルには知性はあっても魂は無く、死後は完全に消滅する。 人間と恋をして結ばれれば魂を得、不死の存在となる。 この様な話においては、美しい女性の姿をしている。 ゲーテ「ファウスト」によると、ファウストがメフィストフェレスを召喚するに先立って 「火蜥蜴(サラマンデル)よ燃えよ、 水妖精(ウンデイーネ)ようねれ、 風精(ジルフェ)よ消えよ、 地精(コボルト)よいそしめ。」と唱えている。 |