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●エリファス・レヴィ●
出自:フランス(1810−1875)
別名:本名→アルフォンス・ルイ・コンスタン
家族:─

神秘思想家。近代魔術復興の象徴。
後年のフランス、イギリスの魔術師達に多大なる影響を残した。

パリの靴職人の家に生まれ、病弱な体質であったが、頭脳明晰で神学校に入学。
新学校を出奔した後は、寄宿学校の教師や修道士、生徒監、家庭教師等の
職につきながら社会運動にのめり込む。
1853年、エリファス・レヴィを名乗り、「高等魔術の教理と祭儀」を執筆。
以降、高名な魔術者の手引きで降霊術の実験を行う等、成功を収め、
弟子に週単位で魔術を教えて授業料を取り、次々に著作を発表。
晩年はパリの片隅でひっそりと暮らし、少数の弟子に食べさせてもらう日々を送った。

彼の著作はロマンチシズムと比喩から成り立ち、秘境伝承の深みや正確さには欠ける。
現在のオカルティスト達には嫌われる傾向がある。