●イブリース● 出自:イスラム教 別名:イブリス 同一:サタン、ルシファー、アザゼル 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:子孫にジン ギリシア語のディアボロス、ヘブライ語のサタンに相当する悪魔。 神の管理下で低位置の天国を司り、同時に楽園の財産管理人をしていた。 コーランによると、イブリースはアダムに敬意を表す事を拒否した。 自分は火から作られたが人間は土から作られたので、自分は人間よりも優れていると 主張し、神の怒りを買った。 アラー以外の者を崇拝するのを嫌った為にアラーに従わなかったと言う説もある。 アラーは「アラー以外の者に敬意を払ってはいけない」と言う命令を既に下していた。 イブリースはこれを忠実に守ったのだ。 アラーに反抗したイブリースはアラーに罰せられ、堕天した。 イブリースは堕天すると、イブに禁断の実を食べさせ、二人を楽園から追い出させた。 その後、最後の審判の時まで罰の執行を猶予され、人間を惑わせる存在になった。 彼に惑わされて悪事を行った者は最後の審判の際にゲヘナの炎に投げ込まれる。 今のイブリースは、アラーの厳しい言葉を耳にする事を最高の安らぎとしている。 |