● 出自:仏教 別名:─ 同一:─ 前神:スカンダ、カルティヤーケ 字義:─ 容姿:甲冑を身につけ合掌した腕の上に宝剣を横たえた姿 インド神話のスカンダもしくはカルティヤーケが仏教に取り込まれて生まれた神。 四天王の一尊である増長天の眷属、八将軍の首領。 仏法の守護神として祭られる。 一般的には甲冑を身につけ合掌した腕の上に宝剣を横たえた姿で表されるが このような姿を書き記した経典などはなく、中国の道教の影響と考えられる。 禅宗では特に重要視され、 子供を襲う病魔の首領で、崇拝する者には生命と活力を与える。 日本では鎌倉時代以降に知られる様になった。 韋駄天は釈迦涅槃の際、鬼神が仏舎利(釈迦の骨)を盗んだ事を知り、 これを追いかけて取り戻した。 足の速い人を韋駄天と呼ぶが、この逸話が元になっている。 韋駄天を信仰すると、食事に不自由しないと言われる。 |