●イーリス● 出自:ギリシア神話 別名:イリス、アイリス 同一:─ 前神:─ 字義:ギリシア語「虹」 容姿:色彩豊かな虹のローブをまとい、翼を持つ 家族:父にタウマス、母にエレクトラ、姉妹にハルピュイア (アルカイオスによると)夫にゼピュトス、(一説には)子にエロス 虹の女神。ゼウスに仕え、神々の間にメッセージを届ける伝令神。 後にヘラに仕える事となる。 虹の橋を架ける所から仲裁の女神であったともされる。 また虹の橋を降りゼウスの意志を地上の人々に伝える役目も負う。 愛する人が災難にあった時、それを告げてくれるとも。 決して破ってはいけないステュクス河の神々の誓いにて、 水差しにステュクス河の水を汲んでくる役目を負う。 レトがアポロンとアルテミスを出産する際出産を司るヘラがそれを邪魔したのを見かね、 イーリスは他の神々の依頼を受け多くの贈り物をエイレイテュイアに渡し レトを無事出産させた。(詳しくはレトの項参照) ゼウスがアフロディテと浮気をしエロスが誕生した際、 (一般的にはエロスはアフロディテとアレスの子とされる) ゼウスは言い訳にエロスはゼピュトスとイーリスの子だと言った。 その結果、イーリスはヘラにあらぬ疑いをかけられる。 イーリスは無言で涙を流し、虹の様な光が涙で輝いた。 ヘラはそれを見てすぐさま怒りをといたという。 |