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●イクトミ●
出自:アメリカ→ネイティヴアメリカン(ラコタ族)
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父にイニャン

イニャンの長男。トリックスター。
ラコタ族の創造譚によると、災いを引き起こす存在とされる。
大地の下に住んでいたワジヤとその妻ワカンカの一人娘イテはタテ(風)と結婚した。
イクトミはワジヤとワカンカに、彼らが他の神々に対する自分の悪戯を手伝ってくれれば
イテはハンウィ(月)の様に美しくなるだろうと説得した。
イクトミがイテにお守りを渡すと、益々イテは美しくなり、彼女の四人の息子達
(四方の風)は逆にみすぼらしくなっていった。
やがて神々の祭りで、イテの美しさに魅了されたウィ(太陽)は、妻ハンウィの席を
イテに譲り、ハンウィは大層傷付いてしまう。
審理の後、審判の神スカンはウィ(太陽)は昼間、ハンウィ(月)は夜、と言った具合に
一日を半分ずつ統治する事となった。
それ以来、二人が一緒の時にはイテは恥じて顔を隠す事になったのだと言う。