● 出自:日本→四国(特に徳島県、高知県に多い) 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:鼠や鼬の様な小動物に似た姿。姿は見えない 家に代々伝わる場合が多い。 一説によると、生きた犬を土中に埋めて首のみを出し、数日断食させた後にご馳走を 目の前に置く。犬の念がご馳走に集中した所で犬の首を刎ねる。 そうしてその首を祀れば犬の魂魄は何でも言う事を聞く。 術者が憎いと念じるだけで犬神はその人の元へ飛んで行き、取り憑いて殺す。 犬神に憑かれた人間は発狂して犬の真似をしながら死ぬ。 また、犬神に憑かれて死んだ人間は体のどこかに犬の歯型がつくと言う。 常に白児(しらちご)が一緒に居て、犬の虐待をする人間の居所を知らせたという。 福島県の言い伝えによると、代々女にのみ伝わり、娘が15歳になると母親から伝わる。 愛媛県の言い伝えによると、犬神は家人にしか見る事が出来ない。 その数は家族数と一致する。 |