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●イロクォイ族●
出自:カナダ
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─

カナダ北東部の森林地帯、オンタリオ湖とエリー湖東部の広大な地域を
活動領域としていた言語学的にイロクォイ語族に属する五部族、
モホーク、オナイダ、オノンダガ、カユーガ、セネカ族からなる。
農耕を生業とし、トウモロコシ、カボチャ、豆等を栽培し、
温暖で広々とした森林地域で補助的に狩猟採集も行っていた。
彼等の住居は独特の集合的ロングハウス形式で、組んだ若木の上から
樹皮をかぶせたそれは、全長91mにも達していた。

17世紀になると、文化英雄デガナウィダによる統一と言う偉業により、
超自然的な存在から認められた部族連合を形成した。
現在、ノースカロライナ州に住む関連部族のカスカローラ族は1722年、
連合に加盟していわゆる六部族を組織した。
しかし18世紀後葉の独立戦争時、連合は英米どちらの側を支持するかで
意見が分かれ、ついに内部分裂を余儀なくされた。
独立戦争後、イロクォイ族の多くの人々は、オンタリオ州ブラントフォードにある
六部族連合保留地に移住し、他の人々はニューヨーク州の
バッファロー・クリーフ保留地に移った。
今日、それぞれのグループは独自の連合評議会を有している。