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以津真伝(いつまで)
出自:「太平記」「今昔画図続百鬼
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「いつまで、いつまで」と鳴く為
容姿:人の様な首と蛇の身体、曲がったくちばし、ぎざぎざの歯、鋭い蹴爪を持っている
   翼を広げると約5mもある

餓え死にしそうな人を放っておいて死なせると妖怪になり、放っておいた人にとり憑く。
夜にだけ現れ、取り憑いた人間の屋敷の上空を飛び回る。
「いつまで、いつまで」と奇怪な声で鳴き、ときどき口から火を吐いて、夜空を赤くする。
「太平記」によると、1334年の秋の夜京都御所の紫宸殿(ししんでん)の上に訪れた。
皆を恐れさせたので弓の名手である隠岐次郎左衛門広有が撃ち落とした。
鳥山石燕今昔画図続百鬼」によると、腹から後ろが蛇の様になっている細長い鳥の姿。