inserted by FC2 system

大綿津見神(おおわたつみのかみ)
出自:日本神話
別名:─
同一:綿津見神(わたつみのかみ)(海神、少童命とも表記)
前神:─
字義:「大海を司る神」
容姿:─
家族:娘に豊玉琵売命(とよたまびめのみこと)玉依琵売命(たまよりびめのみこと)

日本神話に登場する神の一柱。
日本書紀には登場せず、綿津見神と言う神がおり、同一視される。
海に限らず地上の水をも調節する力を持つ。

海幸彦(うみさちひこ)山幸彦(やまさちひこ)」と呼ばれる昔話にもなった神話に登場。
兄の海幸彦こと火照命(ほでりのみこと)の釣り針を無くしてしまった弟の山幸彦こと火遠理命(ほおりのみこと)
天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみのみこと))がそれを探して 大綿津見神の宮にやってきた。
大綿津見神は宮で針を見つけた火遠理命に呪文と針を後ろ手で返す様教え、
塩盈珠(しおみつたま)塩乾珠(しおひるたま)を渡した。
二つの珠は「おぼち、すすち、まぢち、うるち」と唱えると汐の満ち引きを操る事が出来た。
これを火遠理命が実践すると、最初は弟に攻め込もうとした火照命は屈服した。