● 出自:日本→三陸、島根県、「大和本草」 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:鱗と水掻きを持った女性 海に棲む女性の妖怪。 陸地に上がっても数日間は死ぬ事はない。 三陸の言い伝えによると、ある時海に出た男達が帰らない事があった。 これを心配した妻達は巫女に安否を占った。 そこに人間の女に化けた海女房が風呂敷包みを持って現れた。 物売りだと思った妻達はそれ所ではないと言うと、女は笑いながら包みを開けた。 中から猟師の生首が五つ現れた。 海女房は時化で溺れ死んだ者達の首を持って来てやった、私が殺したのではない、と 言い残して去った。 妻達は悲しみのあまり海に身を投げ、海女房になった。 島根県平田市うつぷるい島の言い伝えによると、子連れで現れた。 家の中にある桶の中の塩漬けの鯖を食べ荒らした話が残る。 |