●ウンディーネ● 出自:ヨーロッパ、「ウンディーネ(水妖記)」「オンディーヌ」「髪盗人」 別名:─ 同一:ニンフ 前神:─ 字義:ラテン語「波、水」+形容詞語尾、「波の者」パラケルススの造語 容姿:美しい乙女 四大元素の一つ、水の妖精。 若い男を水中に誘い込み溺れさせ、その魂を永遠に離さない。 しかし長い髪が弱点で、髪を掴めばその魔力に対抗できる。 ウンディーネは魂を持たない精霊だが、人間と恋をして子供を生むと魂が与えられる。 同時に人間の持つ苦悩と罰を受ける。 ウンディーネと結婚した人間が川や泉の近くで彼女を罵ると、彼女は永遠に 水の中に戻らなければならなくなる。 彼女が去った後再婚しようとすると、ウンディーネが現れ命を奪われてしまう。 フーケー「ウンディーネ(水妖記)」によると騎士フルトブラントとの恋によって 魂が宿ったが、フルトブラントに水辺で罵られ、結果的には彼を殺してしまった。 ジロドゥ「オンディーヌ」によると騎士ハンスとウンディーネの 成就しきれない悲しくも感動的な恋物語として描かれる。 アレクサンダー・ポープ「髪盗人」によると心の美しい女性が死ぬと、水の妖精になる。 |