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雲外鏡(うんがいきょう)
出自:日本、「画図百鬼徒然袋
別名:─
同一:照魔鏡、破邪鏡
前神:─
字義:─
容姿:鏡の中に妖怪の顔が映る姿

付喪神の一種。百年を経た古鏡が妖怪となった物。
身体である鏡の部分に妖怪である自分自身の顔を映し出す。
鳥山石燕画図百鬼徒然袋」によると大きな丸い鏡の中に獣じみた顔が
浮かび上がり、舌を出している図が描かれている。

中国に伝わる「照魔鏡(破邪鏡)」は悪霊や妖怪の姿を映し出すが、
実は雲外鏡だったという事もあるのではないかと鳥山石燕は言っている。
旧暦八月の十六夜の晩に水晶の盆に水を汲み入れ、その水で鏡の表面に
怪物の姿を描くと、鏡の中にその怪物が棲みつくという。