●盤古(ばんこ)
出自:中国神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:─

創造神話に登場する巨人。
宇宙の初めは天と地の区別が無く、混沌とした状態だった。
盤古はその何も無い空間で生まれ、1万8千年の間眠っていた。
目を覚ました盤古が手足を伸ばしたので、暗く濁った物は下に、明るく澄んだ物は上に昇って天地ができた。
盤古は1日9度姿を変え、1丈ずつ大きくなった。
合わせるように天も高くなり、地も厚みを増して行った。
そして1万8千年の時が過ぎ、天地がもはや広がらなくなり、背丈が九万里という大巨人となった盤古はついに死んだ。
その身体は万物の元となり、
息は風や雲、声は雷、
左の目は太陽、右の目は月、
手足と身体は山、血は河川、
筋は地脈、肉は土(田畑)、
髪の毛や髭は星、体毛は草や木、
歯や骨は金属や石、骨髄は珠玉、
汗は雨になった。
頭部と四肢の五体が、道教の聖山である五岳になり盤古に集っていた虱はやがて人間になった。
そして、盤古は自分の魂を一人の隠者に宿した。
隠者の中で12年間過ごした盤古は、元始天尊としてこの世に誕生した。
また盤古の魂は、雷公になったとも言われる。

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