●バルドル●
出自:北欧神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「白」「光」
容姿:─
家族:父にオーディン、母にフリッグ、妻にナンナ、子にフォルセティ

アース神族で最も美しく智恵があり万人に愛された。
ブレイザブリクに住み、フリングホルニという巨大な船を持つ。
ある時バルドルは悪夢を見る様になる。
不安になったフリッグが世界中の生き物に、彼を傷つけぬ様に約束させる。
その為どんな武器も彼を傷つける事はなくなった。
しかしロキの策略でホズによって殺されてしまう。
神々はバルドルの遺体をフリングホルニに乗せ火葬を行った。
ナンナは夫の遺骸を見て悲痛の余り死んでしまったので、彼女も荼毘に付された。
バルドルの馬とオーディンの腕輪ドラウプニルが冥界の冥府へと捧げられた。
ヘルモーズは、スレイプニルを駆って冥府ヘルへ下り、ヘルに、バルドルの復活を懇願した。
ヘルは世界中の全てが彼の死に泣いたなら許してもよいとした。
神々も植物も動物もバルドルの為に泣いた。
しかし女巨人ただ一人、泣く事を拒否した。
この巨人は実はロキの変身した姿であった。
バルドルはこうして生き返る事が出来なくなった。

ここから神々の没落が始まり、世界はラグナロクへと向かう。
ラグナロク後、バルドルはホズと共に冥府から蘇り、自分を殺したその兄弟と和解し、ヴァルハラで仲良く暮らすという。

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