●バステト●
出自:エジプト神話
別名:バスト、バースト
同一:ラー、セクメト、ネフェルトゥム、バースト
前神:─
字義:─
容姿:シストルム(楽器)とアイギス(盾)を持った猫(もしくはライオン)の頭を持つ半神半獣の女神
家族:父(妻)にアトゥム(もしくはラー)、息子にマアヘス(アヌビス

ヘロドトス「歴史」によるとバステトを主神とした町ブバスティスの描写がある。
火事が起こった時は炎を消す事よりも猫の事を考え、猫が死ぬと眉をそり喪に服した。
また猫を殺したものは死刑になった。
猫は神聖な動物とされ、死んだ猫はミイラにされた。
初めの頃は被葬者を庇護するというような役割を持っていた。
次第にエジプト全土を守る女神とされた。
古代の猫は現在より遥かに凶暴だった為、彼女も暴力や戦いの神という性格があった。
その後バステトは太陽の恵みの力を現す女神とされ、時には月の化身とも言われる。
歓喜と音楽と踊り、愛と豊穣と退魔の女神とされる。
バステトの大祭は聖地ブバスティスで行われた。
バステトの祭りの最中はファラオ達が好んでいたライオン狩りをする事は不謹慎極まりない行いとされた。

太古の姿はライオンの頭であった。
この持ち物には諸説あり、四大元素を象徴する杖という説もある。
闇の中で光る目が太陽を連想させる事からラーと同一視される事も。
またクトゥルー神話のバーストの元にもなっている。

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