●伯邑考(はくゆうこう)
出自:中国「封神演義
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:非常に美しい青年
家族:父に姫昌(きしょう)、弟が98人

姫昌の長男。
姫昌が時の皇帝、暴君紂王(ちゅうおう)の囚われの身となった。
彼は父に「7年経てば自然に西岐(せいき)に戻れるから、余計な事はするな」と言われていた。
にも拘らず、その年月に耐えられず父の言葉に背いて紂王のいる朝歌(ちょうか)へと出向く。
その時「七香車(しちこうしゃ)」「白面猿猴(はくめんえんこう)」等の家宝を献上した。
伯邑考は琴の名手であった為、紂王の后妲己(だっき)の進言で、琴の演奏が素晴らしければ姫昌を釈放すると約束した。
彼の演奏は素晴らしく、紂王は姫昌の釈放を許す。
しかし伯邑考の美貌に魅了された妲己は、琴の教授を口実に伯邑考を誘惑した。
伯邑考に拒まれ怒った妲己は紂王に伯邑考が自分を誘惑したと告げ口する。
憤慨した紂王に琴の演奏で諌言しようとするも、それが原因で処刑された。
伯邑考の死肉は肉餅(肉団子の様な物)にされ、姫昌の元へと出された。
息子の肉を食べれば姫昌の聖人君子の名も虚名に過ぎず、彼を釈放しても問題はないと言う妲己の進言に従った為である。
姫昌はそれを息子の肉であると知りながら釈放される為、泣く泣く食べた。

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