●ハヌマーン●
出自:インド神話、ヒンドゥー教、「ラーマーヤナ」
別名:ハヌマット、ハヌマン
同一:孫悟空
前神:─
字義:「砕けた顎」
容姿:人身猿頭で長い尾を持つ
家族:─

神猿。曲芸師やレスラーの守護神。
山の様な巨体になる事も、猫の大きさ程にもなれる。
現在でもインドの田舎の村の入り口や辻、菩提樹の下等にハヌマーンの祠がある。
中国「西遊記」の孫悟空のモデルとなった。

「ラーマーヤナ」では妻シータを救出しようとするラーマ王子を助け、南海の都市ランカー(スリランカ)の王ラーヴァナと戦う。
海近くの高い山からランカーまで空を飛び、変身して宮中に忍び込んだ。
しかしラーヴァナに見つかり尾に火をつけられてしまう。
彼は尻尾を長く伸ばしてランカーの町を一なでした。
町の方が火の海になり、無事敵の情報を持ち帰った。
ある時ラーマの弟ラクシュマナが重傷を負った。
ハヌマーンは薬草を求めて北方のカイラーサ(ヒマラヤ)山へ飛んだ。
弟ではなくラーマ本人が重傷を負ったという説もある。
しかし薬草の見分けがつかなかったので、山ごと引っこ抜いて運んだ。
最後には不死の能力を与えられる。

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