●ハルピュイア●
出自:ギリシア神話
別名:英語:ハーピー、複数形:ハルピィアイ
同一:─
前神:─
字義:「掠め取る者」
容姿:翼の生えた美しい女性、もしくは醜い顔をした女の顔と胸を持つ怪鳥
家族:父にタウマス、母にエレクトラ、姉妹にイーリス、(一説によると)姉妹にポダルゲ

三人姉妹で、アエローオキュペテーケライノーの三人。
性格は臆病で、戦闘を嫌う。意地が悪く悪戯好き。

トラキア王ピネウスが神から与えられた予言を乱用した為、ゼウスは彼女達を派遣した。
ハルピュイアはピネウスが食事をとろうとする度に現れては食べ物を奪い、排泄物を撒き散らした。
カライス、ゼデス兄弟に敗れ、命を落とした。
別の説によると、イーリスのとりなしで命は助かり、ストロパデス島に移った。
時が流れると食事を奪ったと言う事実だけが広まり、醜い姿と考えられる様になる。
中世時代には完全に悪魔として定着、死霊となった。
ゼウスではなくハデスに仕え、魂を捕まえて冥府へ連れて行くのが仕事になった。

ホメロスはハルピュイアを四姉妹とし、上記三人に加えてポダルゲとした。
一説によると、人魚の原型になったと言われる。

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