●ベリアル●
出自:ユダヤ教キリスト教、「レメゲトン
別名:サタナエル
同一:─
前神:─
字義:「悪しき者」「悪」「破滅」「無知」「無価値」
容姿:火の戦車に乗った二人の美しい天使、もしくは角のある天使

炎より生まれた天使
炎の戦車に引かれた美しい天使だった。
かつては大天使(アークエンジェル)の一人で、の使いサタナエルと呼ばれた。
幾人かの天使を率い、人間に知識を授けに地上に降り立った。
しかし女の色香に道を踏み外してしまう。
女達はネピリムを生むが、ネピリムは巨大に成長し手当たり次第にむさぼり喰った。
この罪により、ベリアルは地獄に落ち、堕天使となった。
地獄ではルシファーに次ぐ地位を手に入れた。
魔法書「ゴエティア」の第一部「レメゲトン」に登場する72人の悪魔の一人。
地獄の50の軍団の指揮官。王。
人間の望む地位を与える力があるとされる。
死海写本」によれば、が光との対として創り出した闇がベリアルであるとされる。
角のある天使の姿で描かれるが、光の子等との七度目の戦いで倒される。
また、死海のほとりの町ソドムに同性愛、獣姦を広めた。
ジョン・ミルトン失楽園」ではサタンの反乱に加わった反逆天使として登場する。
美しく立派な姿で優雅に立ち振る舞うとされるが、品性は下劣であると言われる。
コラン・ド・プランシー地獄の辞典」によると古代フェニキアのシドンで崇拝された邪神とされている。

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