●ヘカテ●
出自:ギリシア神話ヨーロッパ、「マクベス」
別名:ヘカ−テ、ヘカテ・トリヴィア(三叉路のヘカテ)
同一:アルテミス、トリウィア、リリム
前神:─
字義:─
容姿:犬、馬、ライオンもしくは処女、母、老婆といった三位一体の姿
 首に蛇を巻きつけ、手には松明を持つ
家族:─

中世に至るまで信仰された古い起源を持つ大地母神。
、特にが陰った時の暗闇をを象徴する、夜の女王。
三叉路を支配し、旅行者や商人、通行者、盗賊等の吉凶を司る守護神。
呪術的な意味で信仰が深まり、迷信の対象とされるようにもなった。
人々はヘカテをなだめる為に、三叉路に三つの顔か体を持つ小さな像を置いた。
ヘカテの像は何世紀にも渡って三叉路を守護し、彼女はヘカテ・トリヴィアとも呼ばれる。
彼女の礼拝所に卵、犬の肉、魚等からなる「ヘカテのご馳走」と言う供物を捧げた。

当時、死者は町の城壁から外へ運ばれ、道に葬られた。
道の支配者ヘカテは、闇の世界との繋がりを強めていき、ついには妖怪変化の引率者、魔法や幻術の指導者と考えられる様になった。
郊外の寂しい夜道を、仄かな月光の元に咆哮する野犬の一群を率い、松明を手に疾走する恐ろしい女神として、人々を驚かす様になる。
全ての魔法使い、妖術者は彼女の手下であり、冥界でも彼女は冥府の門を預かる神として、ケルベロスを脇に従えた、冥界の女王となった。
冥府の女王、魔女達の女王として知られる様になったヘカテはカトリック教会によって特別な悪魔に仕立て上げられた。
中世末期、ヘカテを崇拝していた女性達に対する弾圧は非常に強かったと言う。
ハロウィーン悪魔であるヘカテを祭っている行事と言われる。
シェイクスピア「マクベス」によると、悪の道に導いていく恐ろしい魔女

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