●ヘパイストス●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:ヴォルカヌス
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父にゼウスヘラ、(一説によると)ヘラが単身で生んだ
 妻にアフロディテ、後にアグライア

古くは火山の神であったと思われるが、後に炎と鍛冶の神とされた。
オリュンポス十二神の一柱。
キュクロプス等を従え、自分の工房で様々な武器や道具、宝を作っている。
一説によると、ゼウスが男ながら美貌と才気を兼ね備えたアテナを出産した事に正妻としての面目を失ったヘラは、
対抗して自分も一人で子をもうけた。
しかし、生まれたヘパイストスは両足の曲がった醜い奇形児であった。
これに怒ったヘラは、生まれたばかりのわが子を天から海に投げ落とした。
このときヘパイストスが落ちた場所がレムノス島であるとする伝承がある。
その後、テティスエウリュノメに拾われ、9年の間育てられた後、天に帰った。
ちなみに、ヘラが一人で生んだのはアレスとする伝承もある。

最初はアフロディテと結婚したが、彼女がすぐにアレスと浮気をした為不仲となり、後に改めてアグライアと再婚した。
ホメロスイリアス」によると、アレスアフロディテが浮気をする所をヘパイストスが罠を作って捕え、
神々の前で二人を笑い者にする情景が描かれる。

ヘパイストスの作ったとされる物に、美女パンドライージスゼウスの雷、自分で歩く事の出来る真鍮の三脚器等がある。

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