●ペガサス●
出自:ギリシア神話
別名:ペガソス、日本語:天馬(てんば、てんま)
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:背中に翼の生えた白馬
家族:父にポセイドン、母にメドゥーサ

ゼウスの雷鳴と雷光を運んだ神聖な馬。
ペガサスはコリントスの城壁にあるペイネレの泉で水を飲む。
また、自身でも泉をわかせる事が出来ると言われる。

ペルセウスメドゥーサの首を切った時にその切り口から飛び出して誕生した。
ポセイドンが馬の姿に化していた時にメドゥーサと交わった為、馬の姿になった。
ペルセウスが自由にしてやってからは、アテナがこれを飼った。
アテナはヘリコン山のミューズ達に贈った。
ヘリコン山の山頂に、ヒポクレネの泉と呼ばれる泉がある。
この泉はペガサスが天空に飛び上がる時に地面を蹴りつけた時出来たものと言われる。
泉にはミューズの女神達が集まってきて、歌や踊りに明け暮れた。
この泉の水を飲むと霊感が起こり、素晴らしい詩を作れると言われる。
この他にもペガサスによって湧き出た泉は多数あるが、どれも同じ名前である。
ヒポクレネの語意は馬の泉。

暴れ馬と同様の気性の荒さで、人間には乗りこなせない。
アテナの黄金の手綱をつけさえすれば乗りこなせるといわれる。
コリントス王グラウコスの息子ベレロフォンは夢の中でアテナから黄金の手綱を受け取った。
ペイネレの泉で水を飲むペガサスに手綱をつける事に成功。
ペガサスに乗って空を飛び怪物キマイラを退治した。
他にも野蛮なソリュモイ人やアマゾネスとも戦い、勝利した。
しかしベレロフォンは虚栄心から天にのぼろうとした。
それが神々の恨みを買いゼウスはあぶを放ちペガサスを刺させると、ベレロフォンはペガサスから振り落とされる。
ベレロフォンは大地に落ちて足を折り、目を潰した。
その後ペガサスはアポロンの乗馬となった。

星座としても有名。
天頂に近いあたりに、アンドロメダ座と繋がる様な形で四つの星が四角形を作っている。
これをペガサス四辺形と言い、ペガサス座である。

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