●ピュラモス●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:─

ティスベとは恋人同士。
しかし両親達は彼等の恋を認めなかった。
そこで二人は庭の境を隔てる壁の隙間越しにかろうじて言葉を交わしていた。
二人はもっと違う方法で逢瀬を楽しみたいと意を決し、町の外で生えている一本の桑の木の下で密会する事を約束した。
ティスベは先に到着したが、暗がりから姿を現した雄獅子に出会い、すっかり動転してしまった。
逃げる途中被っていたベールを下に落とし、獅子はベールを引き裂くと歩み去った。
ピュラモスが到着し、引き裂かれたベールを見て、ティスベが野獣の餌になった物と勘違いした。
彼は剣を抜き、自害して果てた。
その場に立ち戻って来たティスベはピュラモスが横たわって死んでいるのを見た。
ティスベはピュラモスの剣を拾い上げて自分を突き、彼の遺骸の上に折り重なって倒れた。
それ以来、以前は白かった桑の実が、血の様に赤くなったと言う。

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