●ホッテントット族(ぞく)
出自:アフリカ
別名:コイコイ
字義:─

アフリカ南部の原住民の一集団。
自らはコイコイ(真の人間)と称する。
人種的にはブッシュマンとほぼ同じ。
低身長、華奢な体つき、黄褐色の皮膚の特徴を持ち、典型的な黒人とは明瞭に異なる。
女性では腰から尻にかけて過度の脂肪が蓄積する特徴がみられる。
使用言語もブッシュマン語と非常に共通性が強く、両者あわせてコイサン語と呼ばれる。
舌打ち音などのクリック音を多用するのが特徴。
生活様式は、牛、羊達の牧畜を生業としている。
ブッシュマンと共通の祖先を持つ。
その一部が他の民族(恐らく南西バントゥ)から家畜を手に入れ牧畜民に転向して今のホッテントットになったと推測される。
現在も伝統的生活を送っているものはごく少なく、大多数は都市労働者となった。
白人、バントゥ等と混血し、ケープ=カラードと呼ばれる混血集団を形成している。

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