●鳳凰(ほうおう)
出自:中国神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:背丈が2m前後の首の長い鳥
 鶏の頭、燕の顎、蛇の首、亀の背中、魚の尾を持ち、五色に輝く
 鶏もしくは鶴に似ており、五色に輝く羽に覆われている
 首に「徳」翼に「義」背中に「礼」胸に「仁」腹に「信」の字がある
 前半身が麒麟、後半身が鹿の姿

端獣。鳳凰の出現は天下太平の証。
世の中が平和な時だけ現れる鳥類360種の王(長)。
聖人が出現するとよく姿を見せるとも言う。
更に鳳凰自身が天下を安寧にする力を持つ。
鳳が雄、凰が雌を指す。
鳳凰が息を引き取った際には、多くの鳥が嘆き悲しむと言う。
その泣き声は非常に美しく、しばしば楽器の音と関連付けられる。
そのさえずりは笛の音に似ており、鳳は律音、凰は呂音で鳴く。
鳳凰が飛ぶ時は雷が鳴らず、風雨も起こらず、河川は溢れず、草木も揺れない。
梧桐の木を住処とし、清泉の水を飲み、竹の実だけを食べる。
南方の丹穴之山や南禺之山、崑崙の西方に棲む。
崑崙の西には頭に蛇を乗せ、蛇を踏みつけ胸に赤い蛇を絡ませている鳳凰が、北には頭に盾を乗せた鳳凰がいる。

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