●プロメテウス●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「予想」「先見の明」
容姿:─
家族:父にイアペトゥス、母にテミス、弟にエピメテウス

ティタンの一人。
優れた知識を持ち予見の力と賢明さを持つとされる。
ティタンと新しい神々の戦いではゼウス側についた。
プロメテウスはゼウスに命じられて地上をオリュンポスと同じように作り、エピメテウスと共に粘土と水で人間の男と動物を作った。
動物に翼や牙やくちばし、鋭い牙等を与えた。
人間に与える物がなくなり、プロメテウスはヘパイストスの鍛冶場から禁じられていた火を盗んで与えた。
これにより人間は食べ物を煮炊きしたり、夜に火を灯したり、暖をとったりできる様になった。

ゼウスは人間を滅ぼす為、人間の食物のうち最良な物を取り上げようと考えた。
神々に何を捧げるべきか決める為に、トコネで神々が会合を開いた。
この時プロメテウスは脂肪で内臓でくるんだ物と美味な肉を皮でくるんだ物を作り、ゼウスに神の取り分を決めてもらった。
ゼウスは罠にかかるまいとして罠にはまり、脂肪で内臓をくるんだ物を選んでしまう。
怒ったゼウスは人間から火を取り上げようとしたが、プロメテウスはヘパイストスの鍛治場から火をウイキョウの茎に隠して人間に与えた。
これによりゼウスの怒りを買ったプロメテウスはスキュティア(もしくはカウカソス)山の頂に縛られる。
そして毎日巨大な鷲に肝臓を食われるという責め苦を受け続ける事になった。
プロメテウスは不死で、かつ肝臓は毎日再生するので、苦しみは長い間続いた。
テティスについて、息子は必ず父よりも偉大になるという予言をしてようやくヘラクレスによって開放された。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ
inserted by FC2 system