●ガシャドクロ● 出自:日本、「日本霊異記」 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:巨大な骸骨の姿 多くの人々の恨みが集まって骸骨の姿となった妖怪。 奈良時代や平安時代には賦役(労役)等の為に苦しんで死んだ人々の骸骨が 都の周囲にごろごろしていた。 これらの髑髏には霊が宿っており、恨みが集まって巨大化したのがガシャドクロである。 夜の野辺をガチガチ音を立てて歩き回って、夜分に歩いている人間を襲っては驚かした。 景戒「日本霊異記」によると、供養をしてくれた見知らぬ人に礼をした。 野原に現れたこの妖怪が目が痛いと訴えるので、朝になって近くにある死体の頭に 生えた竹の子を抜いてやった。すると後にご馳走と財をふるまってくれた。 |