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●ガウェイン●
出自:アーサー王伝説
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父にロト、母にモルゴス、弟にガヘリス、ガレス、アグラヴェイン、妻にラグネル

アーサー王の甥に当たる。ペリノア王に推薦されて円卓の騎士の一人となる。
朝から正午までは力が三倍になると言う特性を持つ。

ある時、アーサー王が、「この世の者とは思えない」醜い婦人に、
若い立派な騎士の夫を探してあげることを約束した。
あとになって相手をどうするか悩んでいると、ガウェインは悩んでいる王を助けようと、
その婦人の結婚相手になる、と申し出た。
しかし、式の後、祝宴も開かれることなく、部屋で新婦と二人きりになると溜息をついた。
婦人に「何故、溜息をつくのか」と訊ねられ、ガウェインは素直に、
新婦の「年と醜さと生まれの卑しさが理由だ」と言った。
婦人は「年齢のあるものは分別があり、醜ければ奪われる心配もなし、
生まれの上下で気品は左右されない」と言い返した。
ガウェインが新婦の方を振り返ると、金髪で白い肌の美しい婦人が微笑んでいた。
婦人は、実は呪いの為に醜い姿になり、2つの事がおきるまで、
この呪いは完全に解けないと言った。
1つは若く優れた騎士を夫にするという条件で呪いが半分だけ解けたのだと。
半日だけこの姿でいられるが、昼と夜、どちらがいいか、と婦人は訊ねた。
ガウェインは夜がいい、と言ったが、婦人は昼の方がいいと言った。
ガウェインは、素直に婦人の望むほうを選ぶことにした。
すると、2つ目の条件がそろい、呪いが解けた。
この婦人、ラグネル姫は、呪いが解けた後、7年間だけ妻でいられると言った。
2人は幸せな日々を過ごしたが、ラグネル姫は、約束の7年でガウェインの元を去り、
死んだとも、ウェールズの深森の中でガウェインの息子を生んだという話もある。

王妃の護衛をしていた弟を殺されて以来、かつての友・ランスロットを憎む。
ランスロットに2度挑むも、魔法の力をもってしても勝つことができなかった。
その後、謀反を起こしたモードレッド軍との間で戦われたドーバー海峡での上陸戦で、
ランスロットに受けた傷が悪化。
しかし死の床で自分の行いを後悔し、ランスロットへ向けてアーサーを助ける様にと
手紙をしたため、流れ出す自らの血で署名して遺し、この世を去る。