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賀茂建角身命(かものたけつぬみのみこと)
出自:日本神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:妻に伊賀古夜比売(いがこやひめ)、子に建玉依比古命(たけたまよりひこのみこと)建玉依比売命(たけたまよりひめのみこと)

神武天皇の東遠征に従った。戦局が日に日に不利になり、
一軍の指揮官として働いていた五瀬命(いつせのみこと)が敵矢を受けて倒れた。
東征軍はやむなく迂回して熊野より大和に転進しようとしたが、熊野の山中に迷った。
この時に天照大御神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて八咫烏(やたがらす)に化身して、
東征軍を先導し難所を越えて無事に大和に至った。
大和を平定した後、賀茂建角身命はこの地に定住する事にした。
その地で伊賀古夜比売を娶り、二子をもうけた。
建玉依比古命は父の跡をついでこの地を治めた。
一方、建玉依比売命が散歩をしている最中に美しい矢が落ちていた。
彼女はその矢を拾い上げ、自分の床に飾る事にした。
それからまもなくして妊娠し、玉の様な子を産む。
産んだ子が成人した時、賀茂建角身命は一族の神々を招き七日七夜の祝宴を開いた。
賀茂建角身命は子に向かって父と思う人がいたら、その人に酒を注ぎなさいと命じた。
子は杯を天に向かって捧げ持った。すると、この子は屋根を突き破って昇天した。
この事から、子は賀茂別雷命(かものわけいかづちのみこと)と名付けられた。