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川蛍(かわぼたる)
出自:日本→千葉県→印旛沼、「利根川図志」
別名:亡者の陰火
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:蛍の光に似た火の玉

大勢で居ても、一人だけにしかその姿が見えない。
特に雨の日に多く現れる。
水上から一、二尺(約三十〜六十センチ)程の高さを飛び、
集まったりはたれたりを繰り返し、走る時は矢の様に速い。
夜、印旛沼で漁をしているとまれに舟に入ってくる。
舟棹で叩くと砕け散って舟一面火となるが、触っても熱くなく燃える事はない。
後には強烈な生臭さが残り、油の様などろどろした物が残る。

狸等の仕業だと言われている。