(げい)
出自:中国神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:嫦娥(じょうが)、もしくは(らくひん)

太陽帝君と義和の子には10人の太陽神がいた。
義和は毎日一人ずつの子を馬車に乗せ、天を走り地を照らしていた。
だが、子は毎日秩序正しい生活に嫌気がさし、全員で天へと上ってしまった。
草や木は焼け焦げ、人々は大いに苦しんだ。
これを見た天帝の帝俊(ていしゅん)は弓の名手であるを地上に送った。
は10個の太陽の内9個を打ち落とすと、
地上にはびこる悪鬼共を倒してから天へと戻った。
しかし9人の息子を殺された太陽帝君の怒りを買い、
妻の嫦娥共々地に落とされてしまう。

地で妻と共に暮らしていたは、二人を哀れに思った西王母より不死の薬を頂戴し、
共に天に帰れると妻に渡すが、妻は一人で不老不死の薬を飲みに逃げた。
薬を独占した罰としてに置き去りにされたと言う説もある。
嫦娥に逃げられたは思い悩んで病気になった。
そこへ嫦娥の使いと言う童子が現れ、
満月の夜に米の粉で満月の様に丸い団子を作り、
部屋の西北に供え三度嫦娥の名を呼ぶ様にと伝えた。
言われた通りに名を唱えると、嫦娥が天から降りてきて再びと夫婦になったと言う。
また、河伯(かはく)を弓で射て、
その妻、嬪を奪って結婚したと言う話もある。
死後は宋布神(そうふしん)と言う水害や干害を祓う神になった。

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